2025/05/24

Windows 3.1にビデオドライバーとオーディオドライバーをインストールする方法

この記事では、Windows 3.1にビデオ・オーディオドライバーをインストールする手順に見ていきたいと思います。

次のマシン構成を使用した86Boxを使用していますが、サウンドカードとビデオカード以外は下記の通りじゃなくても構いません。

Machine type: [1994] i486 (Socket 3)
Machine: [SiS 496] Soyo 4SAW2
CPU type/Frequency: Intel i486DX-S/33MHz
Memory: 16MB
Video: [PCI] S3 Vision964 (Diamond Stealth64 VRAM)
Mouse: Microsoft Serial Mouse
Sound Card: [ISA16] Sound Blaster 16
Network Card: None
Ports: Generic PostScript Printer (LPT1)
Storage controllers: Internal controller
Hard Disk: IDE (0:0)   C=1024,H=16,S=63,504MB   RAM Disk (max. speed)
Floppy Drives A: 3.5" 2.88M
Floppy Drives B: 5.25" 1.2M
CD-ROM drives: ATAPI (0:1)   20x


 

参考にした動画



ビデオドライバー

1. 「Diamond Stealth 64 VRAM (S3 Vision964)」のフロッピーを挿入します。

2. ファイルマネージャーを開きます。
ファイルマネージャーを開く















3. A:\INSTALL.EXEを起動します。
A:\INSTALL.EXEを起動















4. [Install] をクリックします。
インストールする















5. ファイルのコピーが開始されるので待ちます。
ファイルのコピー















5. SYSTEM.INIにモニターが指定されていないよみたいなメッセージが表示されるのでOKをクリックします。
モニターが指定されていない

InControl Tools















6.  モニターのモデルを「(User Defined Monitor)...」に変更します。
モニターのモデルを変更















7. 解像度は640x480、800x600、1024x768、1152x864、1280x1024のみがサポートされています。1366x768や1920x1080のサポートはありません。
解像度を追加















8. True Colorを選択することを推奨します。
True colorに変更















9. ホットキーをインストールしますか的なメッセージが表示されるので、よくわからない場合は [Install Defaults] を選択することをお勧めします。
ホットキーのインストール















10.  Windowsを再起動します。
Windowsを再起動















11. 再起動後、解像度と色が変わっていれば成功です。
ビデオドライバーのインストール完了
















サウンドドライバー

1.  一旦Windowsを終了し、DOSに戻ります。
Windowsを終了















2. Sound Blaster 16 インストーラーディスク1を挿入します。

3. A:\INSTALL.EXEを実行します。
SB16インストーラーを実行

3. Sound Blaster 16インストーラーが起動するので、内容を確認して任意のキーを押します。
SB16インストーラー

4. インストーラーのメインメニューが表示されます。任意でREADMEをお読みになることをお勧めします。
メインメニュー
README














5. インストールする固定ディスクドライブを選択します(基本的にはC:です)。
インストールするドライブを選択
















6. C:\SB16が作成されるよというメッセージが表示されるので次へ進みます。
C:\SB16が作成されるというメッセージ

7. ファイルのコピーが開始されます。画面が切り替わるまでお待ちください。
ファイルのコピー

8. ディスク2を挿入するメッセージが表示されたらディスク2を挿入します。
ディスク2の挿入

9. 内容を確認して任意のキーを押します。
内容を確認する

10. Base I/O address(Address)およびMIDI Port address(MPU-401 Address)が86Boxの設定の値と一致しているか確認してください。そうでない場合はNを押して画面の指示に従って変更してください。
ハードウェアの構成を確認する
86Boxの設定

11. 起動時に動作させるために一部のシステムファイルを編集するというメッセージが表示されるので次へ進みます。
次へ進む

12. AUTOEXEC.BATとCONFIG.SYSに追加された内容を確認します。
AUTOEXEC.BATとCONFIG.SYSに追加された内容

13. Windows 3.1がインストールされている場所(通常はC:\WINDOWS)を入力します。
Windowsのインストール場所を入力

14. インストールが完了しました。B~Kという拡張子でバックアップが作成されたファイルの一覧と再起動するように促すメッセージが表示されるので何かキーを押します。
インストール完了
再起動



15. 86Boxのメニューから[Action]→[Hard Reset...]を選択するか、Ctrl+F12(Ctrl+Alt+Del)を押してシステムを再起動します。この操作は必ず行ってください。

16. 再起動後、Windowsを起動すると次のメッセージが表示されるので [OK] をクリックします。
Sound Blasterのセットアップ

17. Windowsを再起動します。
もう一度再起動

18. 上手くいくと再起動後に起動音が鳴ります。お疲れさまでした!

音量の調整方法

プログラムマネージャーの [Sound Blaster 16]→[SB16 Mixer]から音量を調整することができます。
音量の調整


最終結果

その後、私はこのWindows 3.1環境を次のようにしてみました。
Windows XP風になったWindows 3.1
え?Windows XP???



















上記は壁紙を持ち込んでから配色設定を変更した後の画像です。
もちろん、壁紙がしっかり表示されるのはTrue Colorのおかげです。

なお、VMwareなどでも使用可能なドライバーは汎用SVGAドライバーであり、それは256色しか利用できません。

終わり

これでWindows 3.1にビデオドライバーとオーディオドライバーをインストールする解説は終わります。

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