2025/05/28

フロッピーディスクの容量とサイズ一覧

 サイズ

  • 3.5インチ
  • 5.25インチ
  • 8インチ

容量

  • 180KB
  • 360KB
  • 640KB
  • 720KB
  • 1.2MB
  • 1.23MB (PC-98)
  • 1.44MB
  • 2.88MB

2025/05/27

ゴミドライバを作成してみた話

今回はWindows XPのセットアップでF6キーを押すと表示されるRAIDコントローラーを選択する画面の一覧に表示されるドライバー名を適当に作成してみました。
本来はF5キーでHALの選択画面のものを作ろうと思いましたが、無理だったのでこちらにしました。
全く何の役にも立たないですが、良ければご覧ください。

必要なもの

ドライバー以外のファイルはChatGPTに作成してもらったので、上の2つのファイルの作成方法はChatGPTに尋ねてください。
  • TXTSETUP.OEM
  • customdriver.inf (名前は何でもOK)
  • yourdriver.sys (このドライバーは本物のRAID/SATAドライバー(vmscsi.sysなど)である必要があります)

読み込ませる方法

  1. 任意の仮想ソフトウェアなどでフロッピーイメージを作成します。
  2. 上記の3つのファイルをAnyBurnなどを使用してフロッピーイメージの中にぶち込みます。
  3. Windows XP SetupをCDから起動します(A:ドライブに上記が入ったディスクを入れるのを忘れないでください)。
  4. Press F6 if you need to install a third-party SCSI or RAID driver...と表示されたらF6を押します。
  5. Sをキーを押します。
  6. 下記のような画面が表示されます。

結果

今回、私のこのようにカスタマイズしてみました:
RAIDドライバーのインストール画面にカスタムドライバが表示されている
もちろん、これは表示が偽装されているだけなので、(相性が良い本物のドライバーを使用していれば)適切に機能します。

終わり

本当にRAIDドライバーをインストールする際に上記のような遊びをやってみてはいかがでしょうか。
これでこの記事を終わります。


2025/05/26

QEMUのデフォルトのBIOS画面の一覧

この記事では、QEMUのアーキテクチャごとのデフォルトのBIOS画面(ユーザーがカスタムBIOSを指定しなかった場合のBIOS)を見ていきたいと思います。
この一覧はアーキテクチャの名前順に並び替えています。
特に記載がない限り、すべて引数なしの状態でキャプチャしています。

aarch64

(スクリーン自体が表示されません)
-machine引数を指定する必要がありました。

alpha

Alpha

arm

(スクリーン自体が表示されません)
※ -machine引数を指定する必要がありました。

avr

(スクリーン自体が表示されません)
※ -machine引数を指定する必要がありました。

cris

(カーネルイメージを指定する必要があるメッセージが表示されます)

hppa

HP Precision Architecture
-no-shutdown引数を付けずに起動すると一瞬で閉じてしまいます。

i386

i386

loongarch64

(スクリーン自体が表示されません)

m68k

(カーネルイメージを指定する必要があるメッセージが表示されます)

microblaze

(スクリーン自体が表示されません)

microblazeel

(スクリーン自体が表示されません)

mips

(ゲストの画面が初期化されていないというメッセージが表示されます)

mips64

(ゲストの画面が初期化されていないというメッセージが表示されます)

mips64el

(ゲストの画面が初期化されていないというメッセージが表示されます)

mipsel

(ゲストの画面が初期化されていないというメッセージが表示されます)

nios2

(スクリーン自体が表示されません)

or1k

(スクリーン自体が表示されません)

ppc

PowerPC

ppc64

64ビットPowerPC

riscv32

(スクリーン自体が表示されません)

riscv64

(スクリーン自体が表示されません)

rx

(カーネルまたはBIOSイメージを指定する必要があるメッセージが表示されます)
※ -machine引数を指定する必要がありました。

s390x

(スクリーン自体が表示されません)
※ -no-shutdown引数を付けずに起動すると一瞬で閉じてしまいます。

sh4

(ゲストの画面が初期化されていないというメッセージが表示されます)
※ -machine引数を指定する必要がありました。

sh4eb

(ゲストの画面が初期化されていないというメッセージが表示されます)
※ -machine引数を指定する必要がありました。

sparc

Scalable Processor ARChitecture

sparc64

SPARC64

tricore

(スクリーン自体が表示されません)
※ -machine引数を指定する必要がありました。

x86_64

i386と同様です。

xtensa

(スクリーン自体が表示されません)

xtensaeb

(スクリーン自体が表示されません)

BIOSの種類による違い


この記事では、昔のAward BIOS、AMI BIOS、Phoenix BIOS、MR BIOSの画面の比較を見ることができます。
すべて86Boxでキャプチャしました。 

この記事を作成した理由

Award BIOS

286

386DX


486

Socket 5

Socket 7



AMI BIOS

8088

286

386DX/486

486


Socket 5



Phoenix BIOS

8088

286



486

MR BIOS







一般的なストレージの種類の一覧

HDD

5400RPM SATA HDD - ノートPC用。ストレージの中でも最も低速で、非常に遅いです。
7200RPM SATA HDD - デスクトップPC用。

※80~90年代は3600RPM、4200RPM(前者はノートPC、後者はデスクトップ)も存在しましたが、SSDの普及で上記が一般的になりました。
※5400/7200RPMよりも高速な15000RPMなどもありますがそれらはあまり一般的なものではないのでここには記載していません。

SSHD

HDDとSSDの中間的なストレージです。
そのため、パフォーマンスはSSDより低速かつHDDより高速という感じです。

SSD

SATA SSD - SSD系の中では最も低速なものですが、HDDよりは十分に高速です。多くのSSD搭載PCはこれを搭載しています。
NVMe SSD - PCIeインターフェースを使用しているため、SATA SSDよりさらに高速です。
M.2 NVMe SSD - 形状がコンパクトなSSDです。ゲーミングPCや最近のPCに搭載されていることが多いです。

おまけ

eMMC

フラッシュメモリが採用されています。
HDDよりは高速ですが、SATA HDDよりかは遅くなります。

RAM Disk

非常に高速ですが、電源を切るとすべてのデータが消えてしまいます。

2025/05/24

Windows 3.1にビデオドライバーとオーディオドライバーをインストールする方法

この記事では、Windows 3.1にビデオ・オーディオドライバーをインストールする手順に見ていきたいと思います。

次のマシン構成を使用した86Boxを使用していますが、サウンドカードとビデオカード以外は下記の通りじゃなくても構いません。

Machine type: [1994] i486 (Socket 3)
Machine: [SiS 496] Soyo 4SAW2
CPU type/Frequency: Intel i486DX-S/33MHz
Memory: 16MB
Video: [PCI] S3 Vision964 (Diamond Stealth64 VRAM)
Mouse: Microsoft Serial Mouse
Sound Card: [ISA16] Sound Blaster 16
Network Card: None
Ports: Generic PostScript Printer (LPT1)
Storage controllers: Internal controller
Hard Disk: IDE (0:0)   C=1024,H=16,S=63,504MB   RAM Disk (max. speed)
Floppy Drives A: 3.5" 2.88M
Floppy Drives B: 5.25" 1.2M
CD-ROM drives: ATAPI (0:1)   20x


 

参考にした動画



ビデオドライバー

1. 「Diamond Stealth 64 VRAM (S3 Vision964)」のフロッピーを挿入します。

2. ファイルマネージャーを開きます。
ファイルマネージャーを開く















3. A:\INSTALL.EXEを起動します。
A:\INSTALL.EXEを起動















4. [Install] をクリックします。
インストールする















5. ファイルのコピーが開始されるので待ちます。
ファイルのコピー















5. SYSTEM.INIにモニターが指定されていないよみたいなメッセージが表示されるのでOKをクリックします。
モニターが指定されていない

InControl Tools















6.  モニターのモデルを「(User Defined Monitor)...」に変更します。
モニターのモデルを変更















7. 解像度は640x480、800x600、1024x768、1152x864、1280x1024のみがサポートされています。1366x768や1920x1080のサポートはありません。
解像度を追加















8. True Colorを選択することを推奨します。
True colorに変更















9. ホットキーをインストールしますか的なメッセージが表示されるので、よくわからない場合は [Install Defaults] を選択することをお勧めします。
ホットキーのインストール















10.  Windowsを再起動します。
Windowsを再起動















11. 再起動後、解像度と色が変わっていれば成功です。
ビデオドライバーのインストール完了
















サウンドドライバー

1.  一旦Windowsを終了し、DOSに戻ります。
Windowsを終了















2. Sound Blaster 16 インストーラーディスク1を挿入します。

3. A:\INSTALL.EXEを実行します。
SB16インストーラーを実行

3. Sound Blaster 16インストーラーが起動するので、内容を確認して任意のキーを押します。
SB16インストーラー

4. インストーラーのメインメニューが表示されます。任意でREADMEをお読みになることをお勧めします。
メインメニュー
README














5. インストールする固定ディスクドライブを選択します(基本的にはC:です)。
インストールするドライブを選択
















6. C:\SB16が作成されるよというメッセージが表示されるので次へ進みます。
C:\SB16が作成されるというメッセージ

7. ファイルのコピーが開始されます。画面が切り替わるまでお待ちください。
ファイルのコピー

8. ディスク2を挿入するメッセージが表示されたらディスク2を挿入します。
ディスク2の挿入

9. 内容を確認して任意のキーを押します。
内容を確認する

10. Base I/O address(Address)およびMIDI Port address(MPU-401 Address)が86Boxの設定の値と一致しているか確認してください。そうでない場合はNを押して画面の指示に従って変更してください。
ハードウェアの構成を確認する
86Boxの設定

11. 起動時に動作させるために一部のシステムファイルを編集するというメッセージが表示されるので次へ進みます。
次へ進む

12. AUTOEXEC.BATとCONFIG.SYSに追加された内容を確認します。
AUTOEXEC.BATとCONFIG.SYSに追加された内容

13. Windows 3.1がインストールされている場所(通常はC:\WINDOWS)を入力します。
Windowsのインストール場所を入力

14. インストールが完了しました。B~Kという拡張子でバックアップが作成されたファイルの一覧と再起動するように促すメッセージが表示されるので何かキーを押します。
インストール完了
再起動



15. 86Boxのメニューから[Action]→[Hard Reset...]を選択するか、Ctrl+F12(Ctrl+Alt+Del)を押してシステムを再起動します。この操作は必ず行ってください。

16. 再起動後、Windowsを起動すると次のメッセージが表示されるので [OK] をクリックします。
Sound Blasterのセットアップ

17. Windowsを再起動します。
もう一度再起動

18. 上手くいくと再起動後に起動音が鳴ります。お疲れさまでした!

音量の調整方法

プログラムマネージャーの [Sound Blaster 16]→[SB16 Mixer]から音量を調整することができます。
音量の調整


最終結果

その後、私はこのWindows 3.1環境を次のようにしてみました。
Windows XP風になったWindows 3.1
え?Windows XP???



















上記は壁紙を持ち込んでから配色設定を変更した後の画像です。
もちろん、壁紙がしっかり表示されるのはTrue Colorのおかげです。

なお、VMwareなどでも使用可能なドライバーは汎用SVGAドライバーであり、それは256色しか利用できません。

終わり

これでWindows 3.1にビデオドライバーとオーディオドライバーをインストールする解説は終わります。